悪役カツシン

nostalji2006-10-19

録画していた『破れ傘長庵』(1963年・大映/監督:森一生)を観る。白塗り二枚目から『不知火検校』でピカレスク俳優へと開花したカツシンが、『不知火検校』と同じように狙いをつけた女を犯し、平然と悪事を働く男を演じています。だけど、『不知火検校』で見せた身体不具からくる悪の執念といったものがこの作品にはなく、表面的な二番煎じに終わっていますね。それにしても、浪人(天知茂)の妻女役の藤村志保の佇まいは、凛としていて美しかったで〜す。画像は、『不知火検校』のカツシン。ピッタシの画像がなかったもので……
教育再生会議の初会合が行なわれる。まずは基礎教育の徹底ですね。九九や分数計算のできない大学生がいること自体おかしいですよ。小・中学校は学問を教えることが重要です。子どもの躾は親の責任と割り切ることですね。教師の仕事は、教科書通りに教えること。教師といっても万能じゃないし、閉鎖社会で役人化しているので、多くは期待できませんからね。そのためには、教科書が重要になります。最近、“いじめ”が問題になっていますが、専任の精神カウンセラーを学年毎に配置して第三者の目で子どもたちに気を配るようにしたら改善できると思いますよ。それにしても、教育再生会議は、改革テーマが広すぎるのと船頭ばかり多いことで、あまり前に進まないような気がするなァ。