日本ロケした最低ホラー

nostalji2007-08-17

エド・ウッドが脚本を書いたという『X博士の復讐』(1970年/監督:ケネス・G・クレイン)を観る。“衝撃の最低カルト作品”ですね。NASAで働きすぎてストレスの溜まった博士(ジェームズ・クレイグ)が日本で休養することになるんですな。この博士、植物が専門(何故、NASAでロケットの研究をしていたのだろう?)で、ガソリンスタンドで見つけた食虫植物を持って、温室のある浅間山近くのホテルに滞在します。人間は植物から進化したというのが博士の持論で、日本の海底から採取した食虫植物を交配させて新種の植物を作ろうとします。実験は成功し、その植物はみるみる成長し、人間の血を与えると心臓ができて歩きはじめるんですよ。でもって、村人を襲いはじめるわけですが、突拍子もない物語展開はエド・ウッドだァ。ケネス・G・クレインは日本を舞台にした最低ホラー『双頭の殺人鬼』(1959年)の監督で、日本を気に入っていたんでしょうねェ。海女や村人は本物で、日本ロケしていることは確かで〜す。
昨日よりは少しマシというものの連日の猛暑(昨日は熊谷で40.9度を記録)に体調を崩す。こんな日は、ゴロゴロ寝転がって、テレビを見て過しましょう。でもって、オンタイムで見たテレビ番組は、CATV『天を斬る』、BSフジ『朱蒙』、テレビ東京『刺客請負人』、日テレの金曜ロードショーホーンテッドマンション』なのだ。