ちゃぶ台文化

nostalji2008-05-03

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館:2007年7月18日第3刷発行)を読了。第1刷発行が2001年7月6日なので、映画のヒットにより増刷されたことがわかります。今度のテーマは“お茶の間”です。朝食のメニューが紹介されていますが、我が家は当時珍しいパン食だったので、馴染みはないのですがね。パン食といってもトーストに牛乳(両親はインスタントコーヒー)だけ。週に1回くらいハムエッグがあったかなァ。チャブ台の上にトースターを置いて、チン♪とパンが飛び出すのを待つのです。当時のマーガリンの味を記憶しているのですが、最近のマーガリンの美味さと比べると格段にひどかったですね。
でもって、食事の時は食卓として活躍するのがチャブ台ですが、折りたたみ式の脚がついていて、普段は折りたたんで押入れか、部屋の隅に立てかけておけます。勉強机や家事の作業台、来客用の座卓としても使えて、“お茶の間”には欠かせない存在でしたね。家庭からチャブ台が消えた時、昭和30年代の文化も消えたといって過言ではないでしょう。