映画でお馴染みの

nostalji2010-02-23

キオスクで購入し、帰省の新幹線で読み残していた、野村湖堂:著(末國善巳:編)の『銭形平次』(PHP文庫:2008年10月17日第1刷発行)を読了。全部で383話ある“銭形平次捕物控”の中から、末國善巳が選んだ9話が収録されています。江戸川乱歩的猟奇事件から本格ミステリーの密室殺人まで、幅広い選出になっており、興味万点の内容となっていますね。なかでも、将軍家光暗殺の陰謀を扱った「金色の処女(おとめ)」は、伝奇的要素が大きく、脚本を膨らませたら面白い映画ができそうな気がしま〜す。
帰りの新幹線で読む本を探しに、散歩がてらに立ち寄った本屋で、ジャック・ケッチャム:著(金子浩:訳)の『閉店時間』(扶桑社ミステリー:2008年7月30日第1刷発行)を購入。中篇4本が収録されており、その中の「川を渡って」が西部小説なので探していたのですが、偶然見つけることができました。発売から時間の経った本は、小さな本屋で見つかることが、よくあります。