写真を見ながら

nostalji2008-12-06

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“鰯雲”と“背くらべ”を読了。
鰯雲” (2003年8月29日第2刷発行)は、遠い日の空をテーマにした10話が収録されています。町田忍のコラムは“写真館”ね。生まれて100日目の記念と、七五三、それに東京転勤になった4歳の時の家族写真が、写真館で撮った写真としてアルバムに残っています。父がカメラ好きだったので、それ以後、結婚式や旅行での記念写真を除いて写真館(写真師)での写真はありません。最近は記念写真もデジカメが増え、昔ながらの蛇腹式の大型カメラで黒い布をかぶり、マグネシウムのフラッシュ撮影が行なわれることが少なくなりましたね。その場で写真が見られるポラロイドカメラはコストや性能面で普及しませんでしたが、デジカメの登場は写真の世界が一変しましたねェ。
“背くらべ” (2003年5月9日第2刷発行)は、5月に関連したテーマを中心に13話が収録されています。町田忍のコラムは“温泉旅館”ね。小〜中学時代に家族旅行で行った温泉は玉造と別府なんですが、観光バスに乗った記念写真を見ると子供連れの家族旅行は少ないですね。当時は職場とか友人同士とかの旅行が多いような気がします。家族旅行が増えてくるのは、金銭的に少しゆとりの出来てきた昭和40年代以降だと思いますよ。大阪万博の頃には世間一般的になっていましたねェ。