75歳は鬼門

nostalji2010-04-13

井上ひさしさん(75歳)が亡くなる。井上ひさしさんといえば、私にとっては『ひょっこりひょうたん島』ですね。8年続いた『チロリン村とくるみの木』の後番組として1964年4月から69年まで続いた番組で、“チロリン村”が田舎を舞台にした長閑な人形劇だったのに対して、“ひょうたん島”は都会的センスあふれる、まさに高度成長期を表現する人形劇でした。丸い地球の水平線(井上さんの発想)に向かって、すっすめ!ですからね。月〜金の17:45〜18:00という時間帯での放送のため、最初の1〜2年の半分程度しか観ていないのですが、キャラの魅力と相俟ってギャグと風刺にあふれた強烈な印象が残っています。画像は、ドン・ガバチョ。♪〜今日がだめなら明日にしましょ、明日がだめなら明後日にしましょ……何処まで行っても明日がある〜
そういえば、『仮面の忍者・赤影』の山内鉄也監督も75歳で亡くなったことを最近知りました。“ひょうたん島”にしても“赤影”にしても、あんなに自由でメチャクチャな若者ウケする子供番組はありませんでしたねェ。