消滅期のマカロニ

nostalji2010-05-06

ビデオで西部劇『魔境のガンファイター』(1985年/デュチオ・テッサリ)を再見。テキサス・レンジャーを辞めてインディアンと暮らしていたテックス(ジュリアーノ・ジェンマ)が、キット・カースン(ウィリアム・バーガー)の依頼で再びレンジャーとなり、メキシコ国境で奪われた300挺のライフルを捜索するマカロニウエスタンね。原作は1948年より連綿と受け継がれているイタリアの人気コミックで、2008年現在、80巻以上が刊行中とのこと。内容も毒矢に射たれて一瞬のうちにミイラ化したり、古代アステカの子孫が出てきたりで、コミック的と云えます。
マカロニとしては比較的新しい1985年製作の作品で、ジェンマは47歳。マカロニ全盛時のジェンマの動きと比較すると、ワン・テンポ動きが鈍くなっていました。飛んだり跳ねたりも、反動をつけていましたからね。本場西部劇も1980年代は消滅状態で、マカロニも同様な状態でした。本場西部劇は細々と現在でも製作されていますが、マカロニは完全に消滅しましたねェ。