香港+イタリア

nostalji2010-05-05

ビデオ整理のために『真・西部ドラゴン伝』(1974年/監督:アンソニー・M・ドーソン)を再見。アメリカ西部に隠した宝を探すために皇帝の命令を受けたカンフーの達人(ロー・リエ)が西部にやってくるんですな。宝の場所は4人の女性のお尻の彫られた刺青に示されており、ガンマン(リー・ヴァン・クリーフ)を道案内に、女性を捜して行く先々でアクションが繰り広げられます。カンフーと西部劇を融合し、お色気・お笑い・アクションと娯楽映画の要素を盛り込んでいますが、歯切れの悪い演出で面白さが出ていません。クリーフとロー・リエの珍道中(カルチャー・ギャップ)なんか、扱い方次第でもっと笑えるものになったと思うんですがね。カンフー・アクションも工夫がなく印象に残りません。クリーフが2頭の馬の間に機関銃をくくりつけ、バリバリ射ちまくりながら疾走するシーンが、唯一の見せ場かな。
ちなみに、香港でのリー・ヴァン・クリーフの表記は李雲奇理夫だったそうで〜す。