クローン社会

nostalji2011-05-04

録画していた『イーオン・フラックス』(2005年/監督:カリン・クサマ)を観る。謎のウイルスでほとんどの人類が死滅した未来の物語で、生き残った人類は閉ざされたエリアの中で極度に管理された社会生活をしています。ウイルスワクチンの副作用で全女性が不妊体質となったため、死んだ人間のDNAからクローン人間を誕生させ、人口を維持している社会ね。指導者トレバー(マートン・ソーカス)を暗殺するために反政府組織が女戦士イーオン(シャーリーズ・セロン)を派遣するんですが、トレバーを見てイーオンは他人でない何かを感じます。
TVアニメを実写化した作品で、シャーリーズ・セロンの美女アクションが売りです。イーオンはトレバーの死んだ妻のクローンだったんですよ。クローン化で社会コントロールしていた権力者が、女性の不妊体質が治った事実を知ったトレバーとイーオンを殺すためにドンパチが繰り広げられます。アクションそのものに目新しさはなく、未来社会の造形も平凡ですね。シャーリーズ・セロンを見ていればいいか。