古い映画雑誌から

nostalji2011-08-25

画像は、『スクリーン』の1971年11月号。表紙はカトリーヌ・ドヌーブね。1971年度のスクリーン誌の読者人気投票では女優の第2位(1位はキャサリン・ロス)でした。ネットのない時代には、映画に関する情報は映画雑誌だけが頼りでしたね。
11月の封切作品としては、『恋のマノン』『怪奇な恋の物語』『すぎ去りし日の…』『夕陽の挽歌』『コールガール』『ギャンブラー』『100万ドルの血斗』『悲しみの青春』『盗聴作戦』『Bird★SHT(バード・シット)』『哀愁のストックホルム』『特攻決戦隊』『ラスト・ラン』『太陽の果てに青春を』『殺意の海』『夜の放蕩者』『愛の教室』『欲情の密室』『連続暴行魔』『濡れた愛撫』『吸性魔エリカ』が紹介されています。
最近の公開作品と大きく違うのは、原題をそのままカタカナ題名にしたものが少なく、映画の内容に則した邦題をつけていることですね。それとヨーロッパの作品が1/3を占めています。衰退期になった西部劇も3本あるし、現在よりも多様性に富んでいますよ。
目的を持って知識を得るにはネットは便利ですが、何となく読むことによって雑誌に掲載されている記事から知識が蓄積されていくのも、長い目でみたら必要なことだと思いま〜す。