型通りの設定

nostalji2011-10-23

録画していた『魔法使いの弟子』(2010年/監督:ジョン・タートルトープ)を観る。アーサー王伝説に出てくる偉大な魔術師マーリンの弟子バルサザール(ニコラス・ケイジ)が、マーリンの遺言でマーリンの後継者“選ばれし者”を何百年にも亘って捜しているんですな。なぜ捜しているかというと、人形入れに幽閉した邪悪な魔法使いモルガナにとどめを刺せる唯一の人物だからです。でもって、バルサザールは現代のニューヨークで見つけ出すんですが、それが物理オタクのアカンタレ大学生のデイブ(ジェイ・バルシェル)ね。愛する女性ベッキー(テリーサ・バーマー)相手に、まぬけた場面を展開したり、バルサザールとモルガナを蘇らそうとする宿敵ホルバート(アルフレッド・モリナ)との魔法合戦など、ディズニー映画の定番通りとなっています。未熟な若者が、“選ばれし者”なのかは、ラストのお楽しみなのだよ。
それと、魔法使いの弟子のミッキーが箒に魔法をかける『ファンタジア』の場面が、この映画にもちゃんと出てきて、なかなか楽しめま〜す。
アニメの実写化といえば、昨夜から『妖怪人間ベム』が始まりましたが、内容的にはウ〜ン。アニメはどこの国やらわからぬ(古いヨーロッパの町風)無国籍風景が、三人のスタイルとマッチしていたのですが、現代の日本では違和感があります。それと、妖怪に変身しすぎね。安っぽさが目立ちます。初回はキャラの紹介ということで、次回からのドラマ内容に期待しましょう。