昨日の続きで

nostalji2013-11-09

ビデオに録画保存していた『ザッツ・ハリウッド〜50年代のミュージカル映画』を再見。40年代末期から50年代前半にかけては、MGMミュージカルが圧倒的な強さを見せます。収録されていた作品の7割がMGMでしたよ。ジュディ・ガーランドが抜けたものの、フレッド・アステアジーン・ケリーがMGM専属となり、シド・チャリスやレスリー・キャロンがアステアやケリーと見事な踊りを繰り広げます。とにかく、ミュージカル・スターの層が厚いのなんのって……『ザッツ・エンタテインメント』に収録されていなかった『キスメット』があったのが収穫。
MGMに唯一対抗できたのが、フォックスね。ベティ・グレイブルの後継といった感じでマリリン・モンローが登場し、歌と踊りで色気を振りまきます。画像は、『紳士は金髪がお好き』(1953年/監督:ハワード・ホークス)のモンローとジェーン・ラッセル。
それと、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタインのコンビと契約し、『王様と私』(1956年/監督:ウォルター・ラング)や『南太平洋』(1958年/監督:ジョシュア・ローガン)といったブロードウェイの人気ミュージカルを映画化したことです。60年代はブロードウェイ・ミュージカルの映画化が多くなるので〜す。