政治的メッセージ不要

nostalji2015-01-05

風邪ひいて今日も体調悪し、昨日ほどではないがパソコンの前に長時間座っているのは苦痛。でもって、布団を被って録画していた『ロボコップ』(2014年/監督:ジョゼ・パジーリャ)を観る。
犯罪組織を追っていたマーフィー(ジョエル・キナマン)は車に仕掛けられていた爆弾で瀕死の重傷を負います。しかし、オムニコープ社のノートン博士(ゲイリー・オールドマン)によって最先端ロボット技術が施されたサイボーグ警官“ロボコップ”として甦ります。オムニコープのロボットは世界各地で軍事利用されていましたが、アメリカではその配備が法律で禁じられていたため、社長のセラーズ(マイケル・キートン)は法の廃止を目ざしてロボコップを広告塔として利用しようと考えたのね。マーフィーは驚異的な捜査能力で凶悪犯罪を暴いていきますが……
オリジナルと比べるとスマートな造形になりましたね。オートバイに乗った姿は仮面ライダー。アクション・シーンはスピード感があるのですが、現在のCGレベルなら普通の出来といっていいでしょう。感情制御システムより家族への絆の感情が上回り、自らの感情で行動するロボコップを監督は描きかったようで、物語と直接関係ないサミュエル・L・ジャクソン演じるジャーナリストがロボット普及の宣伝をするんですが、これが反面教師的存在で監督のメッセージになっています。ただ、それが必要だったかは疑問で〜す。