奇妙な味

nostalji2015-01-19

録画していた『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』(2013年/監督:スティーブン・ソマーズ)を観る。
主人公のオッド・トーマス(アントン・イェルチン)は、死者の霊や気持ちを読み取る能力を持っており、そのことを知っているのは警察署長(ウィレム・デフォー)と恋人(アディソン・ティムリン)だけね。この二人がオッドの能力を理解するのは時間がかかったと思うのですが、原作がディーン・R・クーンツのベストセラー小説ということで観客は理解済みということにしたのか、余計な説明を省いています。過剰説明が多い作品が最近は多いのですが、この処置は気持ちがいいですね。ある日、大量のボダッハという死神(悪霊)がさまよっているのに気づき、大量殺戮を予兆します。オッドは霊的磁力を使い、不審人物を捜しはじめますが……
出演者は地味だし、ボダッハなどのSFXは安っぽいですが、全体的に奇妙な味わいのあるサスペンスに仕上がっており、印象に残る作品です。美味しいB級グルメに出会った感じで〜す。