懐かしのレスラー

nostalji2015-03-16

録画保存していたテレビ西部劇『燃えよカンフー』の「暴虐の鎖は雄魂に切れた」と「武勇の誉は臆病風に舞った」を観る。日本で放送された第22話と23話です。
「暴虐の鎖は雄魂に切れた」は、中国人町を支配している秘密結社とケイン(デビッド・キャラダイン)が対決する物語。中国人町で布教しているシスターが町のボスにこきつかわれている少年を助けます。ボスの用心棒が少年を連れ戻しにきますが、ケインが用心棒を倒すのね。ボスの背後には秘密結社があって、最強の武術家アーカン(キンジ・シブヤ)がやって来ます。
画像は、キンジ・シブヤ。1950〜60年代にアメリカ西海岸で活躍した日系レスラーで、ミツ・アラカワと組んで、AWAの世界タッグ王座を保持していたこともあります。引退後は、『007ゴールドフィンガー』のハロルド坂田と同様に、俳優としてテレビ・映画に出演しています。
「武勇の誉は臆病風に舞った」は、山賊に襲われて全滅した騎兵隊を見つけたケインが、死に際の兵士から妻への形見の時計をたくされます。ひとり生き残った指揮官がケインを山賊の一味として捕えますが、営巣に閉じ込められていた囚人兵と一緒にケインも脱獄し……
臆病風にふかれて部下を見殺しにした指揮官が自分で足を撃って負傷したように見せかけ、さも勇者だったように振るまう話は、テレビ西部劇では定番のエピソードで〜す。