低予算SF

nostalji2017-02-14

バックデイトで帰省中の日記をアップした後、録画していた『ダーク・スター』(1974年/監督:ジョン・カーペンター)を観る。出演者がたった5人で、エイリアンの造形もチーピーなブラック・ユーモアあふれる作品です。
人類が宇宙に新天地を求めていた未来、探査船ダーク・スター号は開発に邪魔な不安定な惑星を爆破しながら航行しています。乗組員は、ピンバック(ダン・オノバン)、ドゥーリトル(ブライアン・ナレル)、タルビイ(ドレ・パヒッチ)、ボイラー(カル・ニホルム)の4人。パウエル船長(ジョー・サンダース)は病気で死んで冷凍保存され、脳だけが生きているのね。小惑星群の嵐に遭遇し、船内にエイリアンが現れたり、20号爆弾が指令を無視して動き始めたりと、船内はテンヤワンヤに……
船体そのものは大きいのに、やけに狭いコックピットとか、ビーチボールにしか見えないエイリアンとか、何じゃコリャという笑いが詰まっています。バカバカしい中に皮肉がこめられており、ハラハラ・ドキドキもあって、カーペンターの演出の冴えを感じま〜す。