SFといえば宇宙から

nostalji2014-07-12

録画していた『決定版!SF映画年代記(全4回)』の「宇宙 最初の開拓地」を観る。SF映画の進化の歴史を探るBBC製作のドキュメンタリーです。でもって、第1回は「宇宙 最初の開拓地」ね。
ジュール・ベルヌの『月世界探検』で幕があき、テレビSF『スタートレック』→『2001年宇宙の旅』→『ダーク・スター』→テレビSF『ファイヤーフライ宇宙大戦争セレニティ』→『エイリアン』→『アバター』→『スターウォーズ』と、大きな影響を与えた作品を中心に関係者の証言を交えて考察していきます。
スタートレック』が、テレビ西部劇『幌馬車隊』の宇宙版を作るという企画だったというのは面白いですね。西部開拓が色々な人種の人によって成されたことから、黒人や東洋人を乗組員として選んだとのこと。超越した考えを持つスポックは、さしずめインディアンか。
“清潔な宇宙船、良好な乗組員”へのアンチテーゼとなったジョン・カーペンターの『ダーク・スター』は未見だったので興味が引かれました。乗組員の生活風景や船内描写は、『エイリアン』に影響を与えているので観たくなりましたよ。
スターウォーズ』の製作に携わったアラン・ラッドJrの証言によると、当初ハン・ソロ役はロバート・レッドフォード、オビ・ワン役はリー・マービンが予定されていたとのこと。他にも、議論を呼んだ『2001年宇宙の旅』のラストについても一つの解答がでており、知らなかったことが色々でてきて面白かったで〜す。
画像は、御存じエイリアン。3段階に形態変化する造型は、これまでの宇宙怪物にはなかった映像で画期的でした。