子ども向きでなく

nostalji2018-09-06

録画していた『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(2013年/監督:チャウ・シンチー)を観る。“西遊記”の前日譚を描いたコメディ調ファンタジーアクションです。
河に出没する妖怪(後の沙悟浄)に妖怪ハンター玄奘(ウェン・ジャン)は悪戦苦闘。そこへ凄腕の女妖怪ハンターの段(スー・チー)が現れ、妖怪を捕まえます。山奥の料理屋にやってきた玄奘は豚の妖怪(後の猪八戒)に苦戦しているところへ、またしても段が出現。しかし、豚から巨大なイノシシに変身した妖怪に逃げられてしまいます。玄奘と段は互いに惹かれあうようになりますが、師匠からイノシシ妖怪を倒せるのは五指山に閉じ込められている孫悟空(ホアン・ボー)だけだと教えられ、玄奘は五指山へ……
子どもでも知っている原作とはかけ離れた、ギャグ満載のハチャメチャな展開。だけど、国民性の違いか、ブラックユーモアとは程遠いグロいギャグ(子どもが見たら泣き出すよ)は笑えませんでした。VFXによるアクション映像はグッドなんですけどね。孫悟空が大猿に変身するのは『ドラゴンボール』(監督は鳥山明のファンとのこと)だし、悟空・三蔵・八戒沙悟浄の4人が横一列に並んで歩くラストでは『Gメン75』のテーマ曲(エンドクレジットに明記)が流れ、パクリじゃないんですが、何じゃコリャで〜す。