今週はSF

録画していた『アブダクション』(2017年/監督:クレイ・スタウブ)を観る。エイリアンの密かなる侵略を描いた劇場未公開のSFサスペンスです。
行方不明になっている母子アンナ(ブリジット・リーガン)とジョナの捜査にFBI捜査官フランソワ(アマンダ・シェル)が片田舎の町にやって来ます。アンナの夫ジャクソン(マイロ・ヴィンティミリア)の家の周りは罠が張り巡らされており、フランソワはジャクソンが母子を殺したのではないかと疑い、家宅捜査すると地下室にエイリアンが捕らわれており……
ジャクソンの父(写真だけ)は、死んでしまった息子とそっくりのエイリアンの遺伝子を持つクローンを作りあげたエイリアンを神として崇拝して円板型転送装置を農場に設置。エイリアンの目的は地球への移住計画で、生殖能力を失った彼らは、地球人を利用して子孫を残そうとしているんですな。ジョナはその第一号。ジョナが高熱を出したので、ジャクソンが神に祈ったらエイリアンが現れてジョナとマリアを連れ去ったので、とっさに一体のエイリアンに掴みかかり、捕獲して地下室に閉じ込めたのね。ジャクソンにはエイリアンとしての記憶はなかったのですが、エイリアンに触れられたことで真実を知ります。
人質を取り返しにきたエイリアンとの戦いはあるものの、全体的には色々な謎を散りばめたミステリーといえます。車が故障してジャクソンの家を訪ねた若者が、いきなり罠にはまって死ぬという冒頭シーンのようなホラー要素もあり、この手のB級作品にしてはよく出来ている部類だと思いま~す。

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