英国の次は米国

録画していた『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』(2018年/ピーター&マイケル・スピエリッグ)を観る。実在するウィンチェスターハウスをモチーフにしたホラーです。
精神科医のエリック(ジェイソン・クラーク)は、ウィンチェスター社の重役から筆頭株主のサラ・ウィンチェスター(ヘレン・ミレン)の精神鑑定を頼まれます。サラは、娘や夫に先立たれたのはウィンチェスター銃で死んだ者たちの呪いと考え、屋敷は亡霊を封じ込めるために24時間絶え間なく増改築中。屋敷にはサラの姪マリオン(セーラ・スヌーク)とマリオンの息子ヘンリーが同居しており、ヘンリーが時々異状な行動をとるようになります。サラには霊を感じる能力があり、悪霊の存在に気づきますが……
サラは霊が平穏でいられる部屋を作って封じ込めているんですが、サラの能力でも封じ込めることのできない悪霊がいるんですな。最初はサラの妄想と思っていたエリックが超常現象を目撃し、悪霊の正体を探し、退治する物語。エリックとウィンチェスター家の因縁がよくわからず、エリックだけが悪霊の姿を見ることができるのも説明不足。幽霊が出てきて、ビックリ・ドッキリさせるだけの心理的怖さのない、恐ろしくも面白くもない作品で~す。

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