今週放映されるので

録画したままだった『月に囚われた男』(2009年/監督:ダンカン・ジョーンズ)を観る。たった一人で、月で採掘作業をしている男にふりかかる現象を描いたSFサスペンスです。
宇宙飛行士のサム(サム・ロックウェル)は、ルナ産業との3年契約により、地球で枯渇しているエネルギー源の採掘のために派遣されます。月面基地にはAIロボットがいるだけで、サムは孤独な作業に従事。任期もあと2週間となった時、衛星事故で唯一の慰めだった妻との交信が途絶えます。採掘作業中に事故をおこし、気を失ったサムは基地内の診療室で目を覚ましますが、自分と瓜ふたつの人間がおり……
主な登場人物は、サム・ロックウェルとAIの声(ケヴィン・スペーシー)だけという低予算映画ですが、捻ったストーリーで意外な佳作となっています。『2001年宇宙の旅』的な特撮映像は、古臭さよりも懐かしさを感じ、最近のCG映像よりもグッド。観ているうちに、ジワッと面白さが出てくる作品で~す。

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