監督目的で

録画していた『バウンド』(1996年/監督:アンディ&ラナ・ウォシャウスキー)を観る。マフィアの金を横取りしようとする二人の女を描いたクライムサスペンスです。
5年の刑期を終えて出所したコーキー(ジーナ・ガーション)は、マフィアのビアンキーニから彼が所有するマンションの内装と配管工事を任されます。隣の部屋には組織のマネーロンダリング担当のシーザー(ジョー・パントリアーノ)と情婦のヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)が居住。コーキーとヴァイオレットは、ひょんなことからレズ関係になります。そんな中、200万ドルの現金がシーザーのところへ持ち込まれ、ヴァイオレットはコーキーにその金を横取りすることを提案。シーザーと日頃から憎みあっている組織の大幹部ジーノ(リチャード・C・サラフィアン)の息子ジョニー(クリストファー・メローニ)の仕業に見せかけて、二人は金を奪おうとしますが……
マトリックス』で有名になる前の監督作品で、カメラ・アングルや色彩感覚などにその片鱗がみられます。マンション内という閉ざされた空間で、少しずつ計画に狂いがでてくるサスペンスは緊張感があってグッド。『マトリックス』よりわかりやすく、楽しめま~す。

f:id:nostalji:20200626065758j:plain