二本セットなので

昨日に続き、録画していた『プラネット・テラーinグラインドハウス』(2007年/監督:ロバート・ロドリゲス)を観る。細菌兵器によるゾンビ化した住民との戦いを描いたB級ホラーアクションです。

戦時中に生物化学兵器DC-2を浴びたマルドゥーン中尉(ブルース・ウィルス)と兵士たちは、解毒剤を入手しようと化学者のアビーを捕らえようとしますが、アビーは兵士たちが持っていたボンベを破壊。マルドゥーンたちはDC-2を吸わないと生きることができない体質になっており、ボンベの中にはDC-2が入っていたのね。ボンベから拡散したDC-2によってゾンビになる住民が増大。踊子のチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、J・T(ジェフ・フェイヒー)のレストランで元恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)に出会い送ってもらいますが、途中でゾンビに襲われ片足を食べられます。レイはブロック医師(ジョッシュ・ブローリン)の病院へチェリーを連れて行き、チェリーは片足切断。ヘイグ保安官(マイケル・ビーン)はレイを犯人として逮捕しますが、ゾンビが次々に現れ……

タランティーノ版と同様にフィルムに雨を降らせたり、途中でフィルムが切れるオマケもあって、グラインドハウス(日本でいえば二番館・三番館の意味)の雰囲気を作り上げています。内容は適当なドラマ展開(意図して演出)で、典型的なB級ホラーの血みどろスプラッター。義足代わりに機関銃を取り付けた片足で、チェリーがゾンビをバタバタ撃ち殺すのは笑えます。前半が冗長気味だったタランティーノの『デス・プルーフinグラインドハウス』より面白かったで~す。

f:id:nostalji:20200729110440j:plain