録画していた『ミラーズ』(2008年/監督:アレクサンドル・アジャ)を観る。呪われた鏡に立ち向かう男を描いたサスペンスホラーです。
誤射で同僚を殺してしまった元刑事のベン(キーファー・サザーランド)は、大火災によって廃墟となったデパートの夜警の仕事に就きます。デパートにあった鏡に触れてから、彼の周囲で異常な出来事が頻発。彼の前任者たちは、いずれも不可解な死を遂げており、ベンは事件の解明に乗り出しますが……
火事で焼け残ったデパートのセットなどは丁寧に作られていてB級作品とは思えないほど。グロいシーンを適度に折り込み、飽きさせないのもグッド。だけど、悪魔の正体がわかってからのサスペンスは今イチ。最後のオチもピンときません。サザーランドはジャック・バウアーなみに悪魔と戦うのですが、鏡の中の世界に行ったんじゃあ、悪魔は死ななかったのか?……