これまた興味がひかれて

録画していた『パブリック 図書館の奇跡』(2018年/監督:エミリオ・エステヴェス)を観る。ホームレスに占拠された図書館の職員とホームレスたちの交情を描いたヒューマンドラマです。

シンシナティ大寒波に襲われ、緊急シェルターに入れなかったジャクソン(マイケル・K・ウイリアムズ)たち100人のホームレスは図書館にやって来て、グッドソン(エミリオ・エステヴェス)が管理する3階のフロアーを占拠します。彼らの苦境を察したグッドソンは彼らと行動をともにし、3階の出入口を封鎖。グッドソンは、それが避難場所を求める平和的なデモであることを警察の交渉人ラムステッド(アレック・ボールドウィン)に訴えますが、政治的野心のある検察官のデイヴィス(クリスチャン・スレイター)は聞く耳もたず……

貧困と格差をテーマにしているのですが、優しさ押しつけたような人情ドラマになっておらず、ユーモアを随所に散りばめ、良質な心温まる作品になっています。ホームレスの個々のキャラがグッド。ホームレスたちに女性がいなかったのは、最後のオチに関係していたんですねェ。

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