遅ればせながら

大評判だった『鬼滅の刃』の「無限列車編」までをまとめて観る。鬼になった妹・禰豆子を人間に戻すために兄の炭治郎は鬼ハンターの集団である鬼殺隊に入隊して鬼退治をするという、ザッとした知識だけで観たのですが、これはハマリますね。仲間の善逸・伊之助と一緒に敵を倒していくうちに、相手は強敵となっていき主人公もどんどん強くなっていくという少年ジャンプ漫画の王道設定。

「鼓屋敷編」では善逸と伊之助が仲間になり、「那田蜘蛛山編」では炭治郎は剣技“水の呼吸”のレベルアップと“ヒノカミ神楽”をマスターし、禰豆子は“爆血”を開花。善逸は“雷の呼吸”、伊之助は“獣の呼吸”をレベルアップします。

「柱合会議・蝶屋敷編」は、鬼殺隊の本部で炭治郎と禰豆子の処分が話し合われます。鬼殺隊の党首・産屋敷は炭治郎と禰豆子の入隊を容認しますが、隊長である柱たちは水柱の富岡義勇を除いて反対。風柱の不死川実弥は自らの腕を傷つけ、禰豆子の前に血を晒して鬼の本性を引きだそうとしますが、禰豆子は耐えます。二人の入隊が認められ、炭治郎は蟲柱の胡蝶しのぶの蝶屋敷で「那田蜘蛛山編」で受けた傷の治療を受け、善逸や伊之助と機能回復訓練を行い、全集中の呼吸をマスター。

「無限列車編」は、蝶屋敷での修行を終えた炭治郎・善逸・伊之助が短期間のうちに40人が行方不明になっている無限列車に乗り込み、炎柱の煉獄杏寿郎と合流します。待ち受ける鬼は、下弦の壱の魘夢。鬼の始祖にして絶対的支配者の鬼舞辻は「那田蜘蛛山編」で下弦の伍の塁が鬼殺隊に倒されたことから下弦の鬼たちを粛清。魘夢だけが鬼舞辻に気に入られ、鬼舞辻に増血してもらいパワーアップ。炭治郎たちは、魘夢の術にかかり夢の中に閉じ込められますが、禰豆子のおかげで炭治郎は夢の中にいることに気づき、夢の中で死ぬことで夢から覚めます。炭治郎は魘夢と対決。魘夢の首を斬っても魘夢は死なず、列車と同化していることがわかります。炭治郎は目覚めた3人と眠っている乗客を守りながら魘夢を倒すことに成功。しかし、直後に現れた上弦の参の鬼・猗窩座と杏寿郎が死闘を展開。杏寿郎は致命傷を負いますが、猗窩座は日の出となり逃亡。杏寿郎は炭治郎と禰豆子を鬼殺隊と認め、息をひきとります。

情景の映像が、質感があって、これまでのアニメにないものですね。アニメらしいギャグを散りばめた物語展開はグッド。優等生の炭治郎と、性格に欠陥のある善逸と伊之助のバランスが良く、物語を面白くしています。それにしても117分の作品が、放送時間は160分。40分もCMに時間をとっています。録画鑑賞が正解で~す。

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