週に一度は西部劇

DVDで『地獄のアパッチ』(1971年/監督:アレクサンダー・シンガー)を観る。インディアンとの混血の騎兵隊大尉(リー・ヴァン・クリーフ)が、インディアンを利用して大統領暗殺を考えている悪党(スチュアート・ホイットマン)の陰謀を防ぐ物語。

 ドロレス・クラマンのマカロニチックな音楽や、マカロニでお馴染みのエリサ・モンテス(地獄から来たプロガンマン)や、ホセ・ボダロ(続・荒野の用心棒)が出演していたので、てっきりマカロニかと思ったのですがが、イギリス・スペイン合作ウエスタンでした。

 クリーフが黒髪のカツラを着け、メイキャップもインディアン風にして意外と若々しいんですよ。フンドシ一丁の肉体美も見せてくれるし……(笑)

 クリーフとは逆に、悪党役のスチュアート・ホイットマンや、クリーフとホイットマンの間で金儲けを企む酒場のマダム役のキャロル・ベーカーは見ていて侘びしかったですね。二人とも、全盛時は大作映画に主演したスターだったのですから。

 内容はと云うと、盛り上がりに欠けるトホホ西部劇。クリーフがたいして活躍しないままにエンド。これじゃあ劇場公開されないや。

f:id:nostalji:20210926095539j:plain