これもヤクザ映画?

録画していた『極道大戦争』(2015年/監督:三池崇史)を観る。ヴァンパイアのヤクザにかみつかれた人間が次々にヤクザ化していくというアクション映画です。

商店街を縄張りとする神浦組の組長・神浦(リリー・フランキー)は不死身の男。そんな神浦に憧れて子分になった亜喜良(市原隼人)は神浦からも信頼されるようになります。やがて、若頭(高島礼子)が裏切って、凄腕の刺客が商店街に現れ、神浦を惨殺。神浦は吸血鬼で、死の寸前に駆けつけてきた亜喜良の首を噛んだことから亜喜良は吸血鬼になります。超人的能力を持った亜喜良は神浦の遺志を継いで商店街を守ろうとしますが、吸血の欲望に耐えきれずに亜喜良が噛んだ商店街の人たちはヤクザ化していき……

カタギの生き血を吸って成立つヤクザの血は不味くて吸えないんだってさ。商店街の人間が皆ヤクザになって、ヤクザ稼業が成り立たなくなるのね。神浦を殺した刺客は、わけのわからない超人組織で、亜喜良を狙って大格闘。着ぐるみのカエルなんて馬鹿々々しい限り。三池崇史が悪ノリしただけの作品で~す。

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