設定に期待して

録画していた『クリスマス・ウォーズ』(2020年/監督:イアン・ネルムズ)を観る。サンタクロースに恨みを持っている暗殺者とサンタクロースが戦うファンタジー・アクションです。

雪深いアラスカで暮らすサンタクロースのクリス(メル・ギブソン)は、近頃はその存在を信じない子供たちで商売はあがったり状態。オモチャ工場の従業員たちの生活を維持すべく、やむなく彼はアメリカ陸軍の兵器部品の製造を請け負うことにします。クリスは良い子には望むオモチャを、悪い子には石炭をプレゼント。性悪な金持ちの少年ビリー(チャンス・ハーストフィールド)は石炭しかもらえず、サンタに怨みをはらすため凶悪な暗殺者ミラー(ウォルトン・ゴギンズ)を雇います。ミラーもサンタには怨みを持っており……

コメディーのような設定なのに、中身はシリアス。これを面白いとみるかは別もので、笑い所のツボが見事に外れています。メル・ギブソンもつまらない映画に出るようになりましたなァ。ブルース・ウィルス引退後はメル・ギブソンかな。