名前だけで

録画していた『アウト・オブ・デス』(2021年/監督:マイク・バーンズ)を観る。汚職警官の殺人現場を目撃したことで命を狙われるヒロインのサバイバルアクションです。

父親の散骨のために森にやってきたシャノン(ジェイミー・キング)は、女性警官のビリー(ララ・ケント)が仲間割れから麻薬の売人を殺すところを目撃します。ビリーは仲間の警官と逃げたシャノンを追跡。二人に殺されかけたところを、フィラデルフィア市警を退職して山荘にきていたジャック(ブルース・ウィルス)に助けられます。警察署長のハンク(マイケル・シロウ)がボスで、警察署ぐるみで麻薬の密売をしており、警察を呼ぶことができずジャックとシャノンは山中を執拗な追手から逃げ回ることになり……

マイク・バーンズの演出はモタモタしており、緊迫感がまるでなし。追いかける警官が間抜けで、ジェイミー・キングがナイフや拳銃で倒していきます。ブルース・ウィルスはジェイミーの相談相手程度で目立ったアクションはありません。名前だけの存在で~す。