録画していた『最も危険な遊戯』(1978年・東映/監督:村川透)を観る。松田優作の“遊戯”シリーズ1作目です。
財界人の連続誘拐が発生している中、賭け麻雀で散々負けた殺し屋・鳴海(松田優作)に東日グループの会長・小日向(内田朝雄)から依頼がきます。五洋コンツェルンのフィクサー・足立(見明凡太郎)に誘拐された東日電気の社長・南条を救出して欲しいとのこと。背景に国防省の受注をめぐる東日グループと五洋コンツェルンの争いがあります。鳴海は南条が監禁されている場所をつきとめ、実行犯の居郷(名和宏)を倒して南条を救出。しかし、南条は脱出中に何者かに射殺されます。鳴海は小日向に謝礼を返しに行きますが、小日向は足立の暗殺を依頼。足立を偵察中の鳴海を警視庁の桂木警部(荒木一郎)が連行。南条を殺したのは桂木で、足立の力は警察にまで及んでおり……
仕事をしていない時のダメ人間ぶりと、仕事をしている時の凄腕ぶりが主人公の魅力。松田優作の魅力だけを見せる作品です。冒頭の麻雀シーンに、石橋蓮司・榎木兵衛・内田裕也・柴田恭兵が出演していま~す。