友人に送ってもらった海外ドラマ『テリトリー~荒野の覇者~(全6回)』を観了。オーストラリア版『イエローストーン』といったドラマ。
オーストラリア北部最大の牧場であるマリアン牧場の牧場主ダニエルが落馬して狼に襲われて死亡。家長のコリンはダニエルの兄であるグラハムと後妻のエミリー(アナ・トーヴ)を毛嫌いしており、グラハムと先妻の子であるマーシャルを後継者に指名します。マーシャルは牧場経営を嫌って不良仲間と無頼な生活。農大を中退して牧場に帰ってきたエミリーの娘スージーは、牧場を狙っている実業家サンドラの息子ラキーと親しくなります。かつてエミリーと恋人関係だった大牧場主ミラーは牛飼い連盟会長になりマリアン牧場と敵対。先住民(アボリジニ)の長老はマリアン牧場の敷地にある自分たちの聖地を取り戻そうとしています。ノーランは先住民でありながら白人に負けない牧場作りを目指して活動。エミリーの兄ハンクは牛泥棒の親分。そんな連中がマリアン牧場を巡って絡みあい、物語が展開していきます。
知っている役者はアナ・トーヴだけでしたが、各自がキャラあった好演をしており、重厚な人間ドラマを形成しています。マスタリング(牛の囲い込み、選別、標識装着、出荷までの一連の作業)など迫力あるシーンもあり、現代西部劇を満喫できます。単純なハッピーエンドにしていないラストにも満足で~す。