保存ビデオの再見

nostalji2005-11-30

確認のために、録画保存していた『5枚のカード』と『エルダー兄弟』を再見する。
『5枚のカード』(1968年/監督:ヘンリー・ハサウェイ)は、小説との違いを確認するために観たのですが、発端の設定が小説と異なるために、小説とは原題が異なっています。映画の原題の『Five card Stud』は、最初に配られた1枚のカードだけが自分が手札として相手にわからず、残りは配られる毎にテーブルの上にさらして、その度ごとに賭け金をつりあげていく方式のポーカーゲームのことです。つまり、主人公にとっても犯人にとっても最後の持ち札が見えないという、スタッド・ポーカーの暗喩になっているんですね。この点は原作より成功していると思います。だけど、原作を知らない人でも、ロバート・ミッチャムが登場しただけで犯人が判りま〜す。
エルダー兄弟』(1965年/監督:ヘンリー・ハサウェイ)は、この作品をリメイクした『フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い』を明日観に行く予定にしているので、その事前確認です。
画像は、『エルダー兄弟』のサントラCDジャケット。メイン・タイトルは同じエルマー・バーンスタインの『荒野の七人』とメロディが極めて似ており、BGMとして聴き流していると、どっちがどっちだか判らない時があります。ジョニー・キャッシュが歌う「エルダー兄弟」が収録されているのですが、ジョニー・バーネットの「片目のジャック」や、ジーン・ピットニーの「リバティ・バランスを射った男」と同じように劇中では使われていないんですよねェ。