今度は

友人から届いた『誇りを汚すな』(1950年/監督:アーサー・デヴィッド・ヒルトン)を観る。ジェシー・ジェームスの死後をモチーフにした西部劇です。
1883年のミズーリ、ジョニー・カラム(ジョン・アイアランド)はハンク・ヤンガー(ヘンリー・ハル)に銀行強盗を妨害され、ハンクの仲間に入ります。ハンクはジョニーに死んだジェシー・ジェームスと同じ服装をさせ、ジェームス強盗団を復活。ジェシーと同じ手口で銀行や列車を襲い、人々はジェシーが生きているのではないかと思います。ジェシーの兄フランク(リード・ハドレイ)は警察から疑われ、ジェシーを殺したボブ(クリフトン・ヤング)とチャーリー(トミー・ヌーナン)のフォード兄弟は自分たちがジェシーを殺したことを証明するために、ジェシーの名をかたるジョニーを見つけようとしますが……
B級俳優によるB級西部劇。フォード兄弟を殺したジョニーが、ハンクの娘スー(アン・ヴォザーク)に煽られてジェシーを超えた存在と思い込むのは面白かったですね。でもって、ジェシーが襲撃に失敗したノースフィールド(映画ではウエストフィールドに変えてある)銀行を襲撃しますが、ジェシーの手口を知るフランクによって待ち伏せされ失敗。ジェシーを超えることができなかったという物語。演出には見るべきところはありませんが、ストーリーは楽しませてくれま~す。

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画像は、ヘンリー・ハル、ジョン・アイアランド、アン・ヴォザーク。アン・ヴォザークは悪女らしくなく、魅力なし。