スコット西部劇なのだ

nostalji2006-07-14

ランドルフ・スコットの西部劇DVD『十人のならず者』(1955年/監督:ブルース・ハンバーストン)を観る。ポール・ソーテルの音楽はどこかマカロニ的で、ダイナマイトで敵を殲滅するといった内容もどこかマカロニ的です。だけど、大きな違いは風景ですね。随所に見られるサグロワ・サボテンを背景に馬が疾駆するシーンは、やっぱり本場西部劇の醍醐味ですよ。この作品で一番存在感があるのはリチャード・ブーン。リチャード・ブーンの悪党ぶりは、完全にランドルフ・スコットを喰っていましたね。題名は10人のならず者ですが、ならず者は10人以上います。その中の一人に、リー・ヴァン・クリーフもいるんだよォ。画像は、『十人のならず者』のDVDジャケット。
“8時半の男”と呼ばれた元巨人軍の投手・宮田征典さんが亡くなる。享年66歳。267試合に投げ、通算成績は45勝30敗と記録的にはたいしたことはないですが、1965年の活躍は凄かったですね。救援投手として、8時半になったらブルペンで投球練習を始め、同点あるいはリードしていたら7回から登板し、チームを勝利に導きました。単なるクローザーでなく、中継ぎも兼ね、延長戦でも投げられるスタミナがありましたね。セーブでなく救援だけで20勝しているのだから、その凄さがわかるでしょう。結局、その酷使が選手寿命を縮めたのかもしれませんけどね。当時、私はカープ・ファンでしたが、宮田投手のことははっきり憶えています。記録より記憶に残る選手に合掌。