戦記ブームからの思い入れ

nostalji2006-10-14

例によって、プレステ2の『大戦略1941』をプレイ。M22:上陸阻止作戦→M23:ハワイ進撃をクリアしました。M23:ハワイ進撃は、昨日のM20:サモア島追撃作戦と同じ作戦で対応。今度は敵3部隊なので、前回は撃沈を免れた戦艦大和も残念ながら最期となりました。といっても、3隻生産した内の1隻ですけどね。
ゲームをしていると画像に困るのですが、今回は雑誌『少年』に掲載されていた小松崎茂の“大和”のイラスト。1960年代前半に戦記ブームというのがありまして、月刊少年雑誌だけでなく、少年マガジンやサンデーなどの週刊少年雑誌の表紙や口絵に小松崎茂の絵が彩っていましたね。戦記といっても日中戦争は殆ど触れられず、中心は太平洋戦争でした。大国アメリカに物量では敗れましたが、個々の兵器を比べると日本の方が優秀な気がしていました。1対1なら負けない、という気持ちが戦記ブームの背景にあったと思いますよ。反米とかナショナリズムとかいった思想的なものでなく、兵器のカッコよさに虜になったんですね。その最も代表的なものが戦艦大和です。ちょうどプラモデルもブームで、大和のプラモデルを私も作ったものです。主砲を回すとスイッチが入って、スクリューが回るんです。池に浮かべて、何回か走らせているうちに、岩にぶつかって沈んでしまいました。現在でも大和にノスタルジーを感じるのは、戦記ブームの時の思い入れがあるからでしょうね。
経済財政諮問会議企業減税を検討するとのこと。現在の法人実効税率は39.54%で欧米と同水準(米国は40.75%)になっているのに、企業の国際競争力強化のためにアジアの新興国なみに引き下げるつもりらしいがとんでもないことですよ。貿易黒字でも国の財政は真っ赤じゃないですか。企業減税のつけが、庶民の消費税アップになり、企業は利益優先で人件費を極小に抑えようとして正社員を減らすことに繋がっています。昔のように50%の税率だと、短期的な利益優先にならず人件費はアップしても長期的に人を育てるという風潮がありましたからね。それが、現在の日本企業の基礎になっています。このままだと、短期的には競争に勝てても、20年先には基礎が崩れて大敗北するでしょうね。工夫と努力で負けない経営をすればいいんです。勝つ必要はないんですよ。外需よりも内需内需拡大には、庶民の暮らしを豊かにすることで〜す。