たまには西部劇

nostalji2007-10-20

録画していた『フォート・ブロックの決斗』(1958年/監督:リチャード・フライシャー)を観る。冒頭のキャトルドライブのシ−ンはシネスコサイズの画面が活かされた素晴しい映像で西部劇の醍醐味を味わえますが、結局それだけでした。“決斗”の題名がついていますが、決斗はありませんよ。ラストに殴り合いがありますが、決斗とはいえませんねェ。内容は、大牧場経営を夢見る青年(ドン・マレイ)が夢を実現させ、町の名士にもなり政界にも乗り出そうとする人間成長物語です。青年時代は西部男らしさのあった主人公が、成功してビジネスマン的発想をするようになり、ヒーローとして感情移入できなくなりました。原作がピュリッツァ賞作家のA・B・ガスリー・ジュニアの小説なので、単純ヒーローの西部劇でないのは観る前からわかっていましたけどね。主演のドン・マレイは、『バス停留所』で見せた朴訥で純なカウボーイ役は似合っていますが、この手の映画は演技力がないのでムリ。若い頃のポール・ニューマンが演じたら似合いそうな役です。主人公の親友で器用な生き方のできない西部男のスチュアート・ホイットマンと、愛する主人公のためにつくす娼婦のリー・レミックの演技が光っていました。心情的には、この二人の方が主人公よりカッコ良いで〜す。
画像は、リー・レミック。幅広い役ができる巧い女優さんですが、ビッグになれなかったのは、器用貧乏のせいですかね。
PS1で『信長の野望烈風伝』をプレイ。1596年は岡山城周辺の支城を攻略。鶴首城→津山城龍野城と占領しました。四国制圧のため湯築城に武将を派遣したら、豊臣軍も守備力の弱い支城ばかり狙って反撃、岡山城の部隊はその対応に終始。武将数が不足しているので、どうしても手薄になる城が出てくるんですよ。11月に島津義弘を総大将とする四国制圧軍9700が十河城(支城)を攻略しました。目指すは勝端城と岡豊城だァ。