今年最初の西部劇

nostalji2008-01-05

DVDでジョン・ウェインの『アラモ』を観る。この作品は、私が一人で観に行った最初の西部劇でした。1961年の正月映画じゃなかったかな。70ミリ映画の大画面に展開されるクライマックスの戦闘場面は西部劇史上に残る屈指のものだと思いますね。大津波のように殺到するメキシコの大軍を相手に、180人のテキサス軍が迎え撃つのですが、大がかりな点といい、激烈さといい、見るものを圧倒します。膨大なエキストラと多くのスタントマンを使った人海戦は、CGでは絶対に味わうことのできないものですよ。前半の如何でもいいような展開(ジョン・ウェインとリンダ・クリスタルのラブロマンスなんか、はっきり言ってジャマなだけ)を省略して、砦の内部や兵士と家族の交流をもっと描いたら名作になったと思いますねェ。後半だけなら、90点以上の出来で〜す。画像は、『アラモ』のDVD。このDVDは日本公開バージョンより40分短い160分のアメリカ公開バージョンのため、後半始めに描かれる副官の幼い娘の誕生日シーンがカットされています。ほのかな情感をたたえた美しいシーンで私のお気に入りだったんですけどね。