『サンセット77』の面白さ

nostalji2008-01-11

WOWOWで『サンセット77』を観る。本日の物語は、スザンヌ(ジャクリーヌ・ピア)の弟マルセルが行方不明となりスペンサー(ロジャー・スミス)が調査を開始します。マルセルは服飾デザイナーの運転手をしていましたが、雇い主の夫が自動車事故で死んだ日から行方がわからなくなっているんですね。死んだ夫には多額の保険金がかけられており、遺体は自動車の炎上で判別できないほど焼け焦げていたとなると、推理小説の定例パターンですな。だけど、『サンセット77』の面白さは謎解きにあるのではなくて、性格設定がはっきりしているレギュラー陣にピッタシあったプロットと物語展開の妙にあります。当時、私立探偵ものとして、『名探偵ダイヤモンド』、『ピーター・ガン』、『マイク・ハマー』、『チェックメイト』、『サーフサイド6』、『マイアミの戦慄』、『ハワイアン・アイ』などがありましたが、着想と展開が毎回異なる『サンセット77』が一番面白かったですねェ。
画像は、『サンセット77』のレコードジャケット。♪〜セブリセブン、サンセットストリップ〜と、軽快なモダンジャズのリズムとフィンガースナップで聴かせてくれます。A面もさることながら、コニー・スティーブンスの歌にエド・バーンズが合いの手を入れる、B面の「クーキー、クーキー」も楽しい曲です。主役の二人(エフレム・ジンバリスト・ジュニアとロジャー・スミス)よりも駐車係の若者クーキー(エド・バーンズ)が大人気となり、クーキーのテーマができたので〜す。