もう一つのボンド映画

nostalji2008-03-17

K君が欲しいといっていた『ネバーセイ・ネバーアゲイン』をHD―DVDへダビングした後、大宮へ。これで不要なビデオが1本減りました。こんなことでもないと、処分できないんですよね。
ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983年/監督:アービン・カーシュナー)は、『007/サンダーボール作戦』を再映画化したもので、ショーン・コネリーのボンドが12年ぶりに復活したことで話題になった作品です。当時、シリーズ本家の方もロジャー・ムーアで『007/オクトパシー』を製作しており、タイトルに007の冠をつけられなかったとのこと。当然のことながら、円の中に007がカッコよく現れるトップシーンもなければ、モンティ・ノーマンが作曲したお馴染みの「ジェームズ・ボンドのテーマ」も流れません。ミシェル・ルグランが音楽を担当しており、主題歌も悪くないんですが、やっぱり「ジェームズ・ボンドのテーマ」がないとね。でもって内容の方ですが、前作とは違った見せ場もタップリあって、リメイク作品としては合格点をつけることができます。動きが重くなっているのは気に入りませんがコネリーの魅力(日曜洋画劇場を録画したものなので、コネリーの声は若山弦蔵)は出ているし、相手役のキム・ベイシンガーも敵役のクラウス・マリア・ブランダウアーも悪くないですからね。中でも圧倒的な存在感を見せたのがバーバラ・カレラの女殺し屋。007に登場した女殺し屋の中でもトップクラスです。観直して気づいたのですが、Mr.ビーンになる前のローワン・アトキンスンも出ていましたよォ。