そして次は

nostalji2016-02-05

録画していた『007/サンダーボール作戦』(1965年/監督:テレンス・ヤング)を観る。シリーズ最高潮の作品で、公開初日には映画館を一周する長蛇の列ができたのを憶えています。
内容は、NATOの原爆搭載機がスペクターに奪われ、米英国はスペクターから1億ドルの脅迫を受けます。期限は1週間、ボンドは(ショーン・コネリー)は事件解決のためにバハマへ。スペクター幹部のラルゴ(アドルフォ・チェリ)の愛人ドミノ(クロディーヌ・オージェ)に接触します。ドミノは殺された原爆搭載機のパイロットの妹だったのね。女殺し屋(ルチアナ・パルッツィ)がボンドの命を狙いますが……
銃口に向かってドカンと一発”のオープニングタイトルで初めてショーン・コネリー自ら登場。それまではスタンドインのボブ・シモンズが“ボンド”を演じていました。そのボブ・シモンズがはっきり顔を見せるのは、この作品のオープニング・シークェンスでボンドと格闘するブバール大佐ね。
風光明媚なバハマの風景と海中アクション(当時の撮影技術と特殊効果にしては見事)が魅力です。マンネリを防ぐ工夫を色々していますね。
画像は、ボンドの手助けをするバハマ支局員のマルティーヌ・ベズウィック。『ロシアより愛をこめて』(ソ連のスメルシュが殴り込みをかけるジプシーのキャンプで、男をめぐって格闘するジプシー娘役)から二度目の出演です。野性的な役が多く、マカロニ西部劇『群盗荒野を裂く』での革命戦士役は強く印象に残っていま〜す。