部分版でも

nostalji2008-10-25

伊藤大輔大河内伝次郎特集が行なわれている東京フィルムセンターへ。本日は『丹下左膳』(1933年・日活)の上映だったもんでね。伊藤大輔監督の初トーキー作品で、“丹下左膳”の最高傑作と呼び声の高い作品です。残念ながら現存しているフィルムは、イギリスで発見された欠落の多い部分版(冒頭と終りの45分だけ)で、声帯模写でお馴染みの「シェイは丹下、名はシャゼン」のセリフは出てこず、大河内の立廻りシーンもないのですから、面白いわけはありません。だけど、場面展開の見事さや構図の素晴しさ、上からの移動撮影による冒頭シーンなどの伊藤演出から、傑作が推量できるものでしたね。てなことを、帰り際に再会した旧知のNさんとお茶を飲みながら話したのです。そして、二人して「完全版が観たいねェ、フゥ……」
出かける前に、PS2で『A列車で行こう6』を開始。“A列車で行こう”はパソコン初期(私のパソコン暦はPC98から始まるが、ゲームばかりしていたので技術面の進歩なし)から楽しんだゲームでして、つい懐かしくなりましてね。PSで『A列車で行こう5』をプレイしてからも10年経っています。“5”と比べると、画像は格段に良くなっていますが、ゲーム性となるとどうかなァ。まあ、ボチボチ遊んでいきましょう。