発想は面白いのだが

nostalji2009-03-09

生島治郎:著の『幕末ガンマン』(講談社:1990年12月5日第1刷発行)を読了。主人公は上海に密航してガンマンになる男でして、ヒュースケンのところで働いていたので英語が喋れてアメリカのことも知っているという設定です。上海密航の船で高杉晋作と知りあいになるんですな。上海でアル中ガンマンの弟子となり拳銃のテクニック(早撃ちやファニングなど)を教わります。そして、ガンマンから形見として譲られるのが、サミュエル・コルトが創ったコルトSAAの試作品。ガンマンを殺した英国人を決闘で倒し、上海を脱出して日本に戻り、高杉晋作の用心棒になります。高杉晋作の死で、この小説は終るのですが、最後の方はハショリすぎて今イチでしたね。史実に絡めるフィクション部分が平凡すぎて面白くありません。主人公の銃のテクニックを活かした展開だったら良かったのにねェ。
WBC1次ラウンドの1位決定戦で日本は0対1で韓国に敗れる。打てなきゃ勝てません。韓国投手の速球に振り遅れ気味だったのが気になりますね。各国とも速球投手が多そうだし……