ビデオでウォッチ

nostalji2009-05-28

放ったらかし録画保存ビデオの『ヒンデンブルグ』(1975年/監督:ロバート・ワイズ)と『フランティック』(1988年/監督:ロマン・ポランスキー)を観る。
ヒンデンブルグ』は、さすがロバート・ワイズという演出を随所に見せてくれます。ニュース映画を使ったプロローグに始まり、ニュース映画が想定されるようなモノクロシーンでラストを迎える構成の見事さよ。内容的には、定番パターンなんですが、うまくサスペンスを盛り上げています。ただ、詐欺師バージェス・メレディスが持っていた紙幣の中に千円札(伊藤博文)があったのにはビックリ。ビデオを一時停止して確認しましたよ。ビデオで映画を観ることが一般的になり、一時は映画のあら捜しが流行しましたが、久しぶりのビデオウォッチでした。
フランティック』は、パリで妻を誘拐された医師(ハリソン・フォード)が、妻を捜しまわる物語ね。誘拐の目的が、空港で間違えたトランクにあるのですが、主人公はフランス語が得意でなく、言葉に不自由しながら謎解きと捜索するところにサスペンスが生まれてきます。異国でトラブルに巻き込まれるサスペンスは、国際感覚に疎く、外国語会話能力の低い日本人向きの題材ですが、ハリウッドに先をこされましたね。日本人ならアメリカを舞台にしても、この手のサスペンスは成り立つなァ。