リメークSF

nostalji2010-02-27

録画していた『地球が静止する日』(2008年/監督:スコット・デリクソン)を観る。『地球の静止する日』(1951年/監督:ロバート・ワイズ)のリメークです。冷戦下の時代だった前作が核兵器の中止と地球平和がテーマだったのに対し、本作は環境破壊防止がテーマになっています。
環境破壊を続ける人類へ警告をあたえるために宇宙人クラトウ(キアヌ・リーブス)が地球にやってくるんですな。兵士の発砲によりクラトウは負傷し、国防長官(キャシー・ベイツ)の管理下におかれます。科学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)の手助けによりクラトウは脱走し、地球を救うために人類抹殺を決意しますが、ヘレンと行動を供にするうちに人類の良さも見出すという物語ね。
前作が特撮よりもサスペンスを強調した作品だったのに対し、本作は特撮の進歩によりサスペンス部分が薄まり、ドラマとしては面白味のないものになっていますね。中途半端なSF映画で〜す。
画像は、キアヌ・リーブス。オープニングで地球人のDNA採集が出てくるのですが、その地球人がキアヌ・リーブスで、宇宙人はキアヌ・リーブスの姿になるのです。さほど必要性のある設定とは思えませんでしたね。