五人でなく誤認

nostalji2012-05-28

録画していた『テキサスの五人の仲間』(1965年/監督:フィルダー・クック)を観る。テキサスきっての大金持ち5人が年に一度集まってポーカーをするんですな。弔いを放ぽり出して葬儀馬車で西部の荒野をやって来る葬儀屋チャールズ・ビックフォード、死刑になりかけている被告の弁護を放ぽり出す弁護士ケビン・マッカーシー、娘の結婚式を放ぽり出すジェースン・ロバーツ、運ばれてきた牛を放ぽり出す牛買い人ジョン・カレン、そして彼らをホテルの酒場で待っていたロバート・ミドルトンの5人ね。そこへ、新天地を求めて移住先に向かうヘンリー・フォンダジョアン・ウッドワード夫妻とその息子の一家が通りかかります。ポーカーに目のないフォンダが全財産を賭けて彼らの勝負に加わり、賭け金不足になって心臓発作で倒れます。医者のバージェス・メレディスがフォンダを治療しますが絶対安静。そこで妻のウッドワードが交替して賭け金不足をポーカーの手札を担保にして銀行家ポール・フォードから金を借りようとするのね。そして、結果は……
一家の財産を守るために必死に努力する西部女のカガミというべきウッドワードに、エゴイストの5人が心洗われるという平凡なオチになっていないところが、この映画の面白さです。ウッドワードの正体を知ったら、5人は驚くだろうなァ。この映画を初めて観るカミさんが、途中で先の展開を色々きいてくるので適当にゴマかして説明しました。結末だけは教えられないですからね。画像は、ジョアン・ウッドワード。