これぞ痛快西部劇

nostalji2009-07-10

BS2で『リオ・ブラボー』(1959年/監督:ハワード・ホークス)を放映。ハワード・ホークスの最高傑作西部劇です。逮捕された殺人犯の兄が町を包囲し、孤立した保安官がわずかな仲間とともに壮絶な戦いを演じ勝利するという単純な物語ですが、西部劇の面白さが詰まっていますよ。ジョン・ウェインは強いアメリカの正義を象徴しており、ジョン・ウェインのイメージを決定づけたといっても過言ではないですね。
ディーン・マーチンとリッキー・ネルソンは劇中で歌を歌い(『リオ・ブラボー』を初めて観たのは、テレビの洋画劇場だったのですが、彼らが歌うシーンはカットされていました。放送時間枠の関係でカット、テレビ画面枠の関係で映像のトリミング、が常識だった時代から、完全版が常識となった現在は、映画好きには昔とは比較にならない良い時代です)、ウォルター・ブレナンが醸し出すユーモア、アンジー・ディキンソンの艶っぽさ、とベスト・キャストといえます。ジョン・ラッセルが悪党のボスにしては迫力不足なのが、この作品の唯一弱い所といえますかね。
画像は、見事な脚線美を見せてくれたアンジー・ディキンソン。西部劇における脚線美女優といえば、アンジーマレーネ・ディートリッヒが双璧だと私は思っています。アンジーにウェインもメロメロなのだァ。