録画していた『星空の用心棒』（１９６７年／監督：スタン・ヴァンス）を観る。完全版（１２０分版）ということで観直したのですが、１００分版でカットされていた部分は２〜３箇所しか判りませんでした。傑作西部劇というわけじゃないので、如何でもいいことですけどね。
観直した感想ですが、マニュアル通りのマカロニウエスタンということですね。テーマは復讐で、悪党は意味なく密告者を射ち殺し、女と見れば強姦しようとするし、襲われたら一方的に射ち殺されます。ギトギトした脂ぎった悪党たちの顔は、真にマカロニを象徴していますよ。ハリウッド西部劇との違いがはっきりわかりま〜す。
画像は、『星空の用心棒』のサントラ・レコードジャケット。片面は『ＳＥ ＩＮＣＯＮＴＲＩ SARTANA PREGA PER LA TUA MORTE』という未公開マカロニウエスタンです。劇伴曲を収録しているので、１曲当りの時間が短くて物足りません。トランペットとエレキが奏でるテーマ曲は、マカロニ主題歌集などに収録されているモノの方がフルタイムで聴けて楽しめますね。このテーマ曲はテレビ放映されたＢ級西部劇によく使われているので、この作品を観ていなくても耳にしたことがあると思いますよ。
