歴代最高ヒット

nostalji2009-11-28

画像は、『恋の季節』のレコードジャケット。本日の朝刊別刷りの“歌の旅人”の題材となっていたからです。1968年秋から翌年にかけて、オリコンのヒットチャートで通算17週1位だったのは、いまだに破られていない歴代最高記録とのこと。知りませんでした。東京芸大の小泉教授(1927〜83)の分析によると、『恋の季節』の構造が古くからある童歌や民謡と似かよっていて、さかのぼれば平安時代の“風俗歌”が源流というもので、小泉教授の論文はアカデミックな世界では異端とされたようです。小泉教授が名付けた“二六抜き音階”(ハ調のレとラがない)は、古くから歌い継がれた音階で、それで子供たちまでが飛びついたヒット曲になったんですね。♪〜夜明けのコーヒー、ふたりで飲もうと〜なんて、ガキが訳もわからずに歌ったりしてね。
ジャケットを改めて見ると、“おしゃれ娘と貴族野郎”だってさ。ダービーハットは確かにイギリス貴族の象徴だけど、こんなキャッチフレーズが使われていたとはね。裏面のメンバー紹介ではボサノバ・グループとなっているし、『恋の季節』の大ヒットで当初の売り出しプランとは違っていったようで〜す。