映画カレンダーから

nostalji2010-06-27

画像は、『戦艦ポチョムキン』(1925年/監督:セルゲイ・M・エイゼンシュテイン)のオデッサ階段の惨劇シーン。『戦艦ポチョムキン』は、映画モンタージュを完成させ、映像表現を飛躍的に前進させた映画史上の残る名作です。1905年6月、ロシア黒海艦隊の巡洋艦ポチョムキンの水兵が反乱を起こし、オデッサに寄港するんですな。死んだ水兵の追悼集会が開かれることになり、港へおりる大階段に集まった市民や労働者たちを鎮圧するために軍隊がおしよせ、群衆が軍隊によって虐殺されます。職業俳優は使わず、オール・ロケの記録映画的なリアリズム手法や、さまざまなショットの積み重ねとカッティング技術は多くの映画人に影響をあたえましたね。この映画は1905年6月27日に書かれたポチョムキンの反乱についてのレーニンの文章で終ります。私は学生時代に観たのですが、いまでも鮮明な記憶が残っており、映画ファンにとっては必見の作品で〜す。